相撲

深夜前にNHKで相撲を流すようになってから、じわじわと勝負の行方が気になってきた。
相撲の一試合一試合は格闘技として非常に短いけれど、取り組みが始まるまでに徐々にテンションが上がっていき、そして一気に勝負がつく。この「盛り上がる→はじける」の繰り返しって、エンターテイメントとして非常に有利なのではないでしょうか。多くの格闘技について、勝負を決する一撃が出たときに会場がわーっと沸き、その瞬間が一番面白いと感じられる。相撲は言わば、この勝負のエッセンスをディフォルメした物と言えそうですわ。そして勝負の時間が短いから、多くのキャラクターを登場させられるというのも強みかもしれません。惜しむらくは、相撲取り個人のキャラよりも、「おすもうさん」としてのキャラが強すぎること。少し見ているだけで、個人個人のキャラクターがそれぞれ違うと分かるのだけれど、何も知らなくても見た目で個人のキャラが分かるぐらいの何かができたら、更なる集客が望めるのではないのかなと思ったり。まぁ、伝統の部分が強いから奇抜なことは嫌われるとも思いますが。