飛行機未体験だけど

研究室単位で中国に飛んで、何かの会合で発表をすることになった。乗った飛行機に座席というものはなく、まるでこれからパラシュートで降下するかのような感じだった。しかも飛行機の大きさは乗った人数に比べて小さすぎる。乗ってから大きさが縮んだとしか思えない程度だった。航路も滅茶苦茶で、飛び立ったと思ったらビルの間をすり抜けて、線路の上を飛び、山手線を避けて電線の間から大空へ・・・ 自動車程度の物体がよたよた飛んでる感じ。上昇前に急激に機首が下がって、それから急上昇したり、トンネルの中を飛んだりはちゃめちゃ。
直ぐに中国に着いた。まあ、日本語が通じない辺りそういうことなんでしょ。でも中国語なんて喋れないんで、片言の英語で進むしかない。一箇所風景の良さ気な場所があったんで、後で行こうと思いつつ会場へ。会場は特に面白みのないホールで、集まってわいわいしてるうちにお開き。何しに来たんだと・・・
結局気づいたら空港で、来たときに乗ったのと同じ飛行機に乗り込む。アナウンスによると、今回のフライトはたった一人で操縦するそうな。凄い嫌な予感。相変わらずごた混ぜの機内で、隣に居た奴がスリを働いてた、現場抑えて険悪なムード。他にも2人ほど仲間が居たご様子。東京湾上に浮かんだフロートに着陸するそうだけど、上手く減速できなかったそうで、再び離陸。2回目も失敗だったようだけど、強引に止めた。しかし止め方がまずかったようで、出口にスロープとかが付かなくなったそうな・・・ 結局乗客は東京湾に投げ出されて、支給されたゴムボートまで泳ぐことに。酷い話だ。